人生においてだれひとり、
同じ運命に出会うひとはいない。

神谷美恵子

ハンセン病患者のもと、病める人々に寄り添いつづけた神谷美恵子。「なぜ私たちではなくあなたが?あなたは代わってくださったのだ・・・」理由のない悲しみの中にあって生きる意味を支えるものは何か。その語りかけに耳を傾けたのが精神科医、神谷美恵子の姿でした。苦しみさえ自分一人のものではない。大きな力の中で生かされている命の対話がそこにあります。

天国からのメッセージ

心残りもある、後悔もある。しかしそれよりも感謝の気持ちを伝えたい。そう思うから人は手紙を書くのでしょう。自分の人生を信じて歩ませたものは何か。わが心の景色に何を見たのか。その精神の歩みをことばに書き記しませんか。いのちに代わる手紙、そのメッセージは、時を越えて輝きを増していくでしょう。

手紙屋 

第六章