「綴らせて導く」作文教育の実践
芦田恵之助
1873年(明治6年)生まれ。16歳で小学校教員となり、その後、東京高等師範学校付属小学校(現:筑波大学付属小学校)に着任。生徒に自由に課題を選ばせ自由に綴らせる「随意選題」を提唱しました。「書く」ことを人間形成の手段と捉える手法は革新的とされ、日本の国語教育界の新たな扉を開きました。主著に『綴り方十二カ月』『恵雨自伝』など。
自分の心にうつったままを書く
というより他に、綴り方はない。
芦田恵之助
文章を書くことは種子を育てるように、自己のうちにある真実をそのまま育てること。それが芦田恵之助の作文教育の理念でした。形式にとらわれず、自らの着眼と発想にしたがって綴ることを人間成長の架け橋としたのです。人はみずからの歴史を叙述し、革新することができます。芦田にとって教育とは創造であり、生徒一人ひとりの心の解放を意味しました。
文章を「書く」、自分を見つける
冒険者たちの学生記者として、一緒に活動しませんか?学校のこと、社会のこと、将来のこと。取材のテーマは自由。日々の生活の中で心に響いてくるものを、自分のことばで表現しましょう。「書く」ことは生きることに通じます。出会いの中から何かを学ぶ。それを発信する場所が、学生記者クラブです。
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